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 御挨拶

全日本聾教育研究会会長(愛知県立岡崎聾学校長) 鹿嶋 浩

令和3年5月の総会におきまして,昨年度に引き続き会長を務めさせていただくことになりました愛知県立岡崎聾学校の鹿嶋と申します。全日本聾教育研究会会長の重責が担えるかどうか,未だ自らに問う毎日ではありますが,これまで聾学校で30年以上に渡り育てていただいた恩返しが少しでもできればと思い,再びお引き受け致しました。もとより微力ではございますが,副会長,常任理事,事務局及び会員の皆様とともに,全日本聾教育研究会の発展のために,精一杯務めを果たして参りますので,皆様方の一層のご支援とご協力を賜りますようお願い致します。

 本研究会は昭和42年に産声を上げました。全国の聾学校(聴覚特別支援学校等を含む)や大学,研究機関等から約4,400名の教職員と聴覚障害教育担当者が参画する日本最大規模の聴覚障害教育研究会であり,このような研究会は世界的に見ても極めて稀でございます。


 振り返ってみますと,全国聾学校教頭会(宮城大会)の折に,筑波技術大学名誉教授・元学長大沼直紀先生から「歴史的に見て特殊教育は聾教育がけん引してきたと言っても過言ではない。聾教育に関わる教職員はその自負をもって,今後も特別支援教育のトップランナーとなって聾教育の発展のために尽力してほしい」と力強いエールをいただいたことを今も鮮明に思い出します。私たち聾教育に関わるものには,諸先輩方のこうした思いをしっかりと受け止め,これまでの研究の成果を継承するとともに,AIIoTなどの科学技術の発達やスマートフォン,タブレットといった情報端末機器の進化などに特徴づけられるSociety5.0の時代を迎え,社会に必要とされる人材も変化する中で,新しい聾教育を創造することが求められています。新幼稚園教育要領が2018年度に幼稚部で実施され,小学部においては昨年度から,中学部においても今年度から新学習指導要領が全面実施となっております。私たちに求められる課題は多岐に渡りますが,学校教育の根幹をなすものは,日々の「授業」であり,授業力は昔も今も自主的な実践研究を通じて養われるものであることは言うまでもありません。第1回名古屋大会(愛知)以来50有余年に渡り受け継がれてきました授業実践を発表する場としての全日本聾教育研究会を今後も継承しつつ,皆様とともに新しい時代の研究会へと進化させていきたいと思います。


 
さて,令和3年度の第55回全日本聾教育研究会島根大会は,新型コロナウイルス感染症が未だ終息の目途が立たないことを受けまして,記念講演はオンデマンド配信,授業研究分科会はWeb会議システムを利用したライブ配信で行うことが決まっております。この決定を下すにあたり,実行委員長の福島校長先生を中心に島根県立松江ろう学校では開催方法を集合型にするのかハイブリッド型にするのか等様々な検討を何度も重ね,最後の最後に今回の決定を導き出したと伺っております。私はこの決定までのプロセスに心から敬意を表したいと思います。なお,今後につきましても新型コロナウイルス感染症の変異株の増加等まだまだ予断を許さない状況での大会運営となりますので,一層のご配慮をお願い致します。

 最後になりますが,第
54回埼玉大会は新型コロナウイルス感染症拡大に伴い,オンラインで開催され,事前の発表動画や授業動画の配信,研究協議会の相互通信による実施などWeb会議システム等による革新的な技術を用いた大会となりました。Web会議システム導入等の新たな提案をしていただき大会を成功裡に導いてくださった前埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園校長桑原智子先生はじめ大会事務局の皆様に改めてお礼申し上げます。

 また,本部事務局におきましても,大容量のデータが蓄積できるプロバイダーと契約しホームページの機能を充実させ,全国大会終了後にも記念講演ビデオを配信することによって,多くの会員の方々に記念講演を見ていただくことができました。さらに,大会事務局が少しでも大会運営をスムーズに行えるようにと大会開催までの詳細なタイムスケジュール表と開催マニュアル冊子を作成し,今年度から
Zoomと年間契約を結び,オンラインでの会議をスムーズに行えるようにしました。このように,今後につきましても本研究会を支えるべくさまざまな改善に取り組んで参りますので,建設的なご意見や何か疑問等がございましたら,本部事務局までお知らせください。

 なお,4年間の長きに渡り,本部事務局長として手腕を発揮され,今総会をもちまして事務局長を辞された橋本時浩先生にはこの場をお借りしまして心からの感謝を申し上げます。

 

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FAX.047-372-6908
Email.zenichro@deaf-s.tsukuba.ac.jp
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